こんにちは!ブログを直接書くのは3度目まして、コンサルタントの小坂です。
この記事は、JADE Advent Calendar 2024 の14日目の記事です。
今年のアドベントカレンダーは何を書こうかな……と何日も考えていたときにこのポストを思い出し、これを掘り下げてみることにしました。
1on1でSEOが死んだ世界の妄想を話しました https://t.co/XV4krvkUjS
— 703 / kosaka (@na_ko_226) 2024年11月8日
お察しの通り、今回のブログは120%妄想でお送りいたします。
その「SEO is DEAD」、何回目?
SEOの仕事をしているとSNSなどで定期的に見かけるフレーズがあります。
そう、「SEO is DEAD」です。
2010年代初頭には「これからはソーシャルメディアの時代!SEOは終わった!」と言われたり、スマホが普及し始めた頃には「これからはアプリの時代!SEOは終わった!」と言われたり。
最近だと「ChatGPTの登場でSEOは終わる!」みたいな空気もありました。
ただ、SEOを生業としている人たちはいつだってこういった空気に否定的だったと思います。
なぜこんなに認識に差があるのか?きっと、私たちと「SEOは死んだ」って言ってる人たちでは、「SEO」という言葉に対する解像度や指す範囲が異なるのかな、と思いました。
そこで、改めて私自身がSEOがなぜ死なないと思っているか、SEOというものが指している範囲を含めて見つめなおしました。
なぜSEOは死なないと思うのか?
その理由は単純です。人々の「検索」という行動はこの先も当分なくならないと思うからです。
確かに、Google検索の比率は下がっていくかもしれないです。今既にGoogle検索をほとんど使わないという方でも、YouTubeやInstagram、X、TikTokなど他のプラットフォームでは「検索」という行動をしているのではないでしょうか。
形は変われど、本質的には何かを調べる「検索」という行動自体はずっと変わらずに存在しています。検索エンジンがGoogle以外にもあるというだけであり、SEOのニーズは常に存在し続けています。
「SEOが死んだ世界」ってどんな世界?
ここからはいよいよ完全な妄想です!!!!
もし本当の意味で「SEO is DEAD」となった世界はどのような世界なのでしょうか。
前述の通り、「検索」という行動がある限りSEOは存在し続けるでしょう。
ということは、SEOが死んだ世界=「検索」という行動そのものが消滅した世界なのではないでしょうか。
とはいえ検索が存在しない世界を想像するのも結構難しいですよね。
私は、調べる前に何かをサジェストされていて、調べるという行動そのものが不要な世界なのではないかと思います。
例えば、「週末食事に行く店を予約しておきたいな」と考えたその瞬間、手元のスマートフォンなどにいくつかの店の候補と予約可能な日時が表示されていたり、移動中に目的地を思い浮かべたら乗り換え案内や最適なルート案内、電車の遅延情報などが表示されたりするのではないでしょうか。
実際どうなの
ここまで読んで「こんな世界来なくない?」と思った方、同感です。
こんな完璧な予測社会は、少なくとも私が生きている間には来ないんじゃないかな、と思っています。
人間の欲求や興味は予測以上に複雑で読めないものですし、能動的に「探す」という行為そのものや探した中から「選ぶ」という行為にも独自の価値があると考えられます。
それに、このような予測を行うためには膨大な個人情報の収集と分析が必要となり、プライバシーの観点からも不可能に近いと考えられます。
結論:「SEO is NEVER DEAD」
つまり、SEOは死なない!やったー!仕事を失わずに済みます!!
ただし、形が変わっていくことは十分あり得るとは思います。「死ぬ」のではなく、人々の検索行動やプラットフォームの変遷とともにSEOも変化し続けていくのでしょう。
私たちのようなSEOを生業としている者にできることは、世の中の変化に適応しつつ、ユーザーの検索意図に徹底的に向き合っていくのみだと思います。
ユーザーの検索意図理解については以下のブログもぜひご覧ください。ちらっと私も登場しています。
明日の JADE Advent Calendar 2024 は2度目の登場、ラーメン大好き江越さんです。
アドベントカレンダーも折り返し、明日以降も続々といろんな記事が公開予定なのでお楽しみに!!