JADEのヤングライオンはこうやって育つ。デジタルマーケ道場での1,095日の記録から

JADEの今年のアドベントカレンダー13日目。入社3年目を迎える佐藤が、新日の「ヤングライオン」にたとえて成長の軌跡を振り返ります。基礎を築き、得意分野を見つけ、社内学習会を立ち上げるまでになった道のりをプロレスさながらに語ります。

JADE Advent Calendar 2024の13日目、コンサルタントの佐藤です。

私がJADEに入社してからもうすぐ3年がたちます。つまり、“ヤングライオン"と名乗れるのももうわずか。ということです。

 

ヤングライオンとは、新日本プロレスに所属する若手プロレスラーの通称。デビューからおよそ3年までの選手が、この称号を与えられる。黒の無地トランクスに黒のブーツという律儀な姿で、先輩たちのセコンドを務めながら、自らの試合では基本に忠実なレスリングを披露する。

 

「あのJADEのことだ。セルリアンブルーのマットに立つまでに、それはそれは厳しい修業を経てきているに違いない」 

 

……と思われる方がどのくらいいるかわかりませんが、本記事では、私自身のJADEでの成長の過程と弊社の若手育成の取組について、お話したいと思います。

 

あ、私の推しは、新日本プロレスのDOUKI選手とCMLLのミスティコ選手です。

2019年のファンタスティカマニアのミスティコ選手。私のアイコンは大体これです。

 

入団テスト

「JADEって専門性の高い人しか入れないんじゃないの?」というイメージが今でこそあるのかもしれません。でも、安心してください。JADEに入社が決まったときの私のレベルは、大げさに言うと「SEOで大事なのは被リンク!」くらいしか知りませんでした。

ただ「貪欲さ」と「心身共に健康な人間であった」それだけは自信をもってました。「JADEに入ることで私は絶対に成長できると確信しています! 最初は掃除でもなんでもやります!」と道場付き青年さながらの意気込みで、入社を認めてもらった説はあります(あくまでも採用された側の意見です)。

 

悩みまくった1年目

1年目の私は、まさに新人プロレスラーが技を磨くように、基本を学びながら自分の「必殺技」を探す日々でした。

SEO、広告、コンテンツ、分析……さまざまなプロフェッショナルがいる中で、自分はどの道を行くべきか?

毎日のように悩んでいました。プロレスラーでいうと、なぜか髪を染めたり、ロン毛にしてみるような、そんな試行錯誤の時期でした。

 

▼分かる人にしかわからない試行錯誤の図

Roppongi 3k YOH選手(右)は地元が一緒。

 

この時期に本当にありがたかったのは、社員一人ひとりの進むべき道を一緒に考えてくれる、マネージャーや上司の存在です。「佐藤さんのやりたいことを一緒に見つけていきましょう!」と、大小さまざまなプロジェクトに参加させてもらい、小さな成功体験を積ませてもらいました。

また、JADEには「JADE大学」という社内の自由参加型勉強会があり、アドバンスドなSEOの知識から最新のデジタルマーケティングトレンドまで、幅広いテーマを扱います。私は運営側として参加することで、能動的に学びの時間を増やしていきました。

この経験が、後の「JADE中学」設立につながっていきます。

 

成長を実感した2年目

2年目に入ると、ようやく自分の「スタイル」が見えてきました。この時、私は、社内でも屈指のプロジェクト参加数となっており、今と比べると一貫性がない仕事内容だったなと思います。しかし、自分の得意な技を探索するためには今となってはいい時間だったように思います。

とくにコンテンツSEOという得意技を磨きながら、時にはストロングスタイル、時には総合格闘技的に案件に応じて対応できるようになってきました。「この仕事なら佐藤さん得意じゃない?」と声がかかるようになり、自分の成長を実感できた瞬間でした。

一方で、クライアントの多種多様な課題を解決するためには、軸となるスキルをより深く理解し、柔軟に活用できるようになる必要がありました。

「初学者からでも基礎を体系的に学びやすい環境があれば……」という思いから、同じレベルのメンバーと一緒に「JADE中学」という社内学習会を立ち上げました。「JADE大学」よりも初学者向けにSEOや広告の基礎を学べる場として、学習者自らがカリキュラムを作成し、週に2回開催しています。1年目の自分が欲しかった場所を、自分の手で作れ、学習の効率がより加速したと感じました。

 

blog.ja.dev

 

Road to “いちにんまえ” 3年目

この社内学習会での取り組みは、社会人になってから場当たり的な学習しかしてこなかった私にとって、大きな成功体験となりました。

「JADE中学」は1年以上継続し、当初の想定を超えて社内の新人育成に貢献していると高く評価されています。さらに、最初はSEOだけだったカリキュラムが他分野の基礎学習の基盤となったり、私自身がメンバーを指導する機会も増えてきました。

そして、私はついに「一人前コンサルタント」として認められ、責任ある業務にも携わっていくことになります。

しかし、これは“ヤングライオン卒業”という通過点に過ぎません。これからが本当の勝負です。

今までは、決められたフィニッシュホールドしかできなかった。これからは、自分の頭で考えて、相手から3カウントを奪う必要がある……そう考えただけでぐっと体に力が入りました。

 

JADEでの3年間で学んだこと

基本と応用の融合

ヤングライオンが基本のレスリング技で土台を築くように、仕事でも基礎となる学びは不可欠です。専門性を深めるにせよ、幅広い経験を積むにせよ、確固たる軸がなければ表面的な理解で終わってしまいます。私も、最初からプロフェッショナルが集まる環境に飛び込んだものの、すぐには彼らのレベルには追いつけませんでした。むしろ、基礎をしっかりと学んでからは、新しい知識の吸収力が格段に高まったと実感しています。

現在のJADEには、この基礎と応用の両方を学べる環境が整ってきつつあるのではないかなと思います。

 

タッグを組むように

私個人の成長は、組織の成長とまさにタッグを組むように進んできました。自分が学んだことを組織に還元し、それがまた新たな学びとなって自分に返ってくる。このポジティブな循環こそが、JADEの特徴なのかもしれません。

 

王道も、革命も、どちらも正解

たたき上げで王道を行く選手もいれば、我が道を行く選手もいます。それと同じように、私たちの成長にも「これが正解」という一つの道筋はありません。

JADEという環境の中で、私は「ないものは自分で作る」という選択をしました。JADE中学という新しい取り組みを始めたことは、結果として自分自身の学びを加速させることにもなりました。時には回り道に見えても、それが自分にとっての最短ルートになり得るということです。

 

まぁ、つまり、トランキーロ “あっせんなよ” ってことです。

まだ、ブーイングが響いていたころのロスインゴ内藤選手

 

ヤングライオンとしての修業がついに終わりが見えていますが、残念ながらJADEにはメキシコ修行はありません。3年で交換できる新しい支給PCとともに、また一戦一戦着実に戦っていこうと思います。

ここまで読んで、自分もJADEでベルトとりたい働きたい!と思った方は、ぜひ採用ページ をお読みください。

それでは、次のアドベントカレンダーをお楽しみに!