JADEのアソシエイトのアリサです。カリフォルニアのおいしいものレポート……あ、違う! 今日はJADEのbrightonSEO参加レポートをお届けします!
この記事は、JADE Advent Calendar 2024の4日目の記事です。
brightonSEOとは?
イギリスで始まり、現在はアメリカでも開催されているbrightonSEO。世界最大級のSEOカンファレンスです。2日間にわたって、多くの企業が自社の製品やサービスをブースで紹介し、その一方で、テクニカルSEOやコンテンツマーケティング、そして(もちろん!)近年話題のAIまで、さまざまなトークセッションがあります。
今回、私たちJADEもスポンサーとして参加しました。その様子をレポートします。
Amethystの海外デビュー
JADEは約1年前、データドリブンSEOツール「Amethyst」をリリースしました。日本でのサービス提供を続けてきましたが、「もっと多くの人に使ってもらいたい!」という思いから、いよいよ海外展開へ一歩踏み出すことに。そして初めての海外カンファレンスとして、brightonSEO San Diegoへの参加を決めました。
今回の出展では、ツールの紹介だけにとどまらず、世界中のSEOプロフェッショナルと直接交流できる貴重な機会となりました。さまざまな国から集まった方々と意見を交換したり、SEOについて語り合ったり……。オンラインとはまた違った形でSEOコミュニティとつながることができました。
初めてのスポンサー出展、その裏側
初めての海外出展にあたり、私たちは多くの準備を進めていく必要がありました。ブースのデザインから什器の選定、WiFiや電源の確保まで。日本国内での出展とは異なる準備の進め方に、戸惑うこともありましたが、現地スタッフと綿密に連絡を取り合いながら、一つずつ着実に準備を進めていきました。
準備を進める中で、日本とアメリカでは異なる手続きもありましたが、brightonSEOのチームが丁寧にサポートしてくれたおかげで、前日にはすべてが整いました。
実は、もう一つ大きな課題がありました。「サンディエゴに日本の何を持っていこう?」ブースのレイアウトやモニターの設置など準備を進めながら、同時に日本を代表するお菓子は何にしようか、という話で盛り上がったんです。最終的にハッピーターンと抹茶キットカットに決定!まさか抹茶キットカットが予想外のマーケティング戦略になるとは。「抹茶キットカット置いてあるって聞きました!」と、ブースに駆け込んでくる人が続出するほどの人気でした。
Just Smile and Wave
メンバー構成は、ファウンダーの長山と代表の伊東に加えて、ジュニアエンジニアの千賀とメディア好きなアソシエイトの私。セールスマンとは異なるバックグラウンドと専門性を持つ4人にとって、出展準備は新しい挑戦でした。想定される質問を考えたり、会話の練習をしたり、できる準備はすべて行いました。
アメリカ人特有のフレンドリーな雰囲気に合わせて、私たちもできるだけ自然に、明るく接するようにしました。メンバーそれぞれの特徴を活かしながら、ブース運営をしていく中で、結果として、たくさんの方が温かく迎えてくださり、アメリカのSEOコミュニティとの素晴らしい出会いの場となりました。
イベントの様子
カンファレンスは2日間にわたって開催されました。検索マーケティング関連の3つの会場に加え、PPCとペイドサーチ(Hero Conf)用の2会場が設けられ、朝9時15分からさまざまなセッションが始まりました。各セッションは20分で、1時間に3つのセッションが行われます。戦略、コンテンツ最適化、テクニカルSEOなど、多岐にわたるトピックがカバーされていました。
最も印象的だったのは、会場のあちこちで感じた学びへの熱意です。新しいことを知りたい、理解を深めたいという思いが、参加者の方々から強く伝わってきました。日々変化するSEO業界では、この「知識を追求する姿勢」が何より大切だとあらためて感じました。
そして2日目、予想外の出来事が!会場にセラピードッグたちが訪れたんです。SEOの話で頭がフル回転していた参加者たちも、可愛い訪問者たちの前ではみんな笑顔に。会場の雰囲気が一気に和らぎ、さらに楽しいカンファレンスとなりました。
日本からの登壇
JADEのファウンダーである長山が「Data Driven SEO: A Framework Based Approach」というセッションを担当しました。このトークでは、サイトが検索エンジンやユーザーとどのように触れ合うかをモデル化したシンプルなフレームワーク「検索インタラクションモデル」を紹介しました。実践で使える具体的な指標と共にわかりやすく説明し、多くの方に関心を持っていただけたと思います。日本のSEO実践から生まれたこのアプローチが言語や文化の壁を越えて、グローバル市場でも高い関心を集めたことに、JADEの進む方向性の確かさをあらためて実感しました。
会場の皆さんからはたくさんの共感をいただき、とくに実践的な指標の紹介では大きな反応をいただきました。また、冗談で京都が日本の本当の首都という話で思いがけず会場が盛り上がるなど、楽しい雰囲気の中で講演を終えられました。
講演の動画は後日公開予定ですが、プレゼンテーション資料(英語)は既にこちらからご覧いただけます。
Amethystへの反応
ブースに立ち寄ってくださった方々との会話で見えてきたのは、GA4への対応に皆さんが苦心されているという共通点でした。Search Analyticsのカスタムビュー作成や、User Analyticsでのユーザージャーニー分析など、Amethystが提供する機能は、皆さんが抱えている課題にぴったりとマッチしていたようです。
ネットワーキング、アメリカンスタイル
サンディエゴに向かう前に、日本でDemandsphereさんと海外でのネットワーキングの重要性について話し合いました。その話の通りだったんです!brightonSEOはカンファレンス以外にもたくさんのイベントが用意されていて、懇親会やバスケットボール、カラオケ、ヨガまで!それぞれの興味に合わせて参加できるネットワーキングの場が設けられていました。
私たちのネットワーキング体験は、カンファレンス前夜の「brightonSEO Boardwalk Bash」から開始。会場に着くと、参加者全員に「新しい友達を3人作ろう」というミッションが与えられました。最初は少し緊張しましたが、周りの方から気さくに話しかけていただき、SEOの話で盛り上がったり、日本のことについて質問されたりしました。
brightonSEO2日目が終わった後は、Demandsphereの皆さんと一緒にサンディエゴ名物のタコスディナーを楽しみました。初日にはカラオケイベントも開催されていましたが、時差ぼけの影響で今回は参加を見送ることにしました。
参加して良かった? Of course!
日本のお菓子から専門的なトークセッション、新しい出会いからAmethystの世界発信まで、初めてのbrightonSEOは想像以上の体験となりました。温かいコミュニティの雰囲気、みんなの学ぶ意欲、そして専門性の高いセッションと楽しいイベントのバランスを体験して、brightonSEOがサーチマーケティング界で重要なイベントとして認められている理由がよく分かりました。
brightonSEOに参加して、私たちJADEのメンバーは多くのことを学びました。この経験を次の海外イベントに活かせるよう、しっかりと振り返りを行っていきます。
また次のカンファレンスでお会いしましょう!