Design@JADE

自己紹介

おはようございます。2022年8月に JADE 1人目のデザイナーとして入社しました、佐藤(masay)です。

2000年に Web Designer として Web 業界に参画して以来、現在まで Web に携わり、制作会社やテレビ局、飲食店検索メディアやグローバルアパレル企業などを転々とし、現代の職域で言うと特に UX Design を軸とした、内外の分析による顧客視点からの改善と新規施策・サービス立案を得意としています。現在は UX Design ほど注力していませんが、立案施策の実行フェーズや人材不足の折には UI Design、Visual Design、Frontend Engineering などを行う事もあります。

ガチ目な趣味は写真で、良く映らない古いレンズが 1,000 本近くあり、3D Printer を用い撮影用ではないレンズなどのアダプタを作成、撮影しています。ライトな趣味はタブラとカポエイラです。

熊本件五家荘にある民宿佐倉荘の外観写真

旅行も好きです。偶に行く熊本の山奥にあるお宿。

JADE でのお仕事

さて、JADE は SEO でよく知られていますが、特に検索エンジンマーケティングと Web 広告運用、アナリティクス分析をコアとした Web マーケティングを専門領域としています。

”リンクスパム” などの、わかり易くしかし前提がネガティブな取り組みが効果的だった “検索エンジン側も成長過程” だった時代は、(インターネット時代としては)長い歴史と共に成熟したアルゴリズムと、検索エンジンから提供されるツール群により、ポジティブな取り組みが明確な成果を生み出せる時代に変化しました。 とはいえ、ツールの利用には知識が、検索エンジンの振る舞いや挙動などにも同様に知識や継続的な仕様把握も必要です。JADE ではそれらの専門領域を、弊社ファウンダーの言葉を借りると “悪いことをしない” 真っ当なやり方でサポートします。

言語化すると自身でもなにやら難しい感じがしてきますが、先日の 弊社ファウンダー長山による分析フレームワークに関する投稿 にてシンプルにまとめられています。

湯河原にある射的場「ふじむね遊技場」の写真

温泉も好きです。湯河原は第二の故郷の一つ。

SEO × UX Designer

そんなインターネットをよくする為に日々活動をする JADE ですが、冒頭に記載の通り JADE にはこれまでデザイナーがおらず、実は JADE のデザイナーの役割は明確に決まっていません(爆)。 好きなようにやっていいよと言われているので、何がベストか日々自問自答しながら業務と Mac に向き合っています。

今の私の専門領域は UX Design です(二度目)。 分業化が進み、サイト構造や UI のセオリーが広く浸透し、深く考えることなくある程度のサイト・サービスが制作できてしまう Web / App 業界の性質上、意識しなければ実際の顧客像は持ち得ないのが業界の実情で、一方成熟した Web サービスの大きな差別化要因はそこにこそ存在すると思っています。私は UX Designer として、実際の顧客像を可視化し、関連メンバー全員で共通認識を持ち、共通の顧客像から顧客の要求を叶えるための様々な振る舞いを “ユーザー視点” からしています。

検索エンジンは、ある時期から顧客の行動をサイト評価要因とし、SEO 担当者はこれまで以上に “ユーザー視点” を求められることになりました。そんな中デザイナーとしては当然「あ、これは UX Designer の仕事や」と考えるわけですが、そう思ったのは序盤のみで、SEO 業界は自ずと強い顧客視点を持つようになり、更にコンテンツマーケティングなどの SEO 業界に親和性が高いが新たな領域を得意とするようにもなりました。

一度は相容れるかと思われた SEO と UX Design … 等しくユーザー視点を見据えていながら、そこには縦割りのそれぞれの専門性を軸とし、専門領域を穿つあまりに他業種を相容れない壁がそこにはあるとかないとか…

… とまあポエムは置いておいて、業界の経緯を鑑みても実は SEO と UX Design は業種として親和性が高い可能性が高く、一方異なる専門領域であるが故の学びも非常に多いわけで、弊社コンサルタントに紛れて楽しく業務をしています。もちろん UI Design や Visual Design などの専門領域の業務にも従事しています。

ピアノを弾いている Coppe の写真

音楽もとても好きです。
最近はミュージシャンのアー写、ジャケ写撮影などもさせていただいています。

デザイナーとして JADE でやっていること

自社 SaaS ツール制作

DCIR、QCLS 視点でのサイトの健康診断と継続的な状況把握が可能となる、SaaS ツールを鋭意製作中です。主なターゲットは Marketing Consultant の方々ですが、専門家でなくても利用できるようなものにしていきたいと考えています。

β 版のテスト利用者も募集予定で、準備ができ次第 Twitter 経由 でお知らせしたいと考えていますが、我こそはという方は DM をお送りいただければと思います!

クライアント様のランディングページ UI Design

様々な分析から弊社コンサルタントが検討したランディングページのワイヤーフレームを元に、既存 UI の問題を解消する形での UI コンポーネントリスト作成と、それを元にしたページのデザインをしました。

Google Optimize を用いたリダイレクトテストの結果、新ページは明確な有意差が得られた為に、サイト全体の類似するページへの反映を進めています。

クライアント様保有サービスの、ペルソナ設定と周知共有、施策立案

以前からお取引をさせていただいている PJ へ途中参画させていただきました。

サイトの改善施策がいくつか挙がっており、施策に関してデザイナーから意見を… ということでしたが、私自身のサービスや業界の理解を深める意味も含め、顧客を把握するための材料をクライアント様より共有いただき、顧客像を可視化しました。これにより参画メンバーの業務全体に対する解像度がより増したこと、またそれを元に弊社コンサルタントとユーザビリティーテストやワークショップを行い、いくつかの問題発見から施策も立案されました。

可視化した複数の顧客像のうち、クライアント様としては向き合わない顧客像もディスカッションで明確になりましたが、共通の顧客像が明確化出来たことも大きな恩恵だと思います。

デザイン勉強会

社内デザイン勉強会をしています。

日本でのデザインが意味する所は狭義(これは欧米などと比較し、住環境や景観の整備、生活文化向上を通じた日本国民のデザイン意識向上施策が不十分とし、義務教育でのデザイン教育検討が検討されていることなどからも言えます)で、”デザインがいい” といった感覚的な見た目やそのための装飾を指すことが多いですが、JADE のデザイン勉強会では “広義のデザイン” に向き合っています。

JADE には様々なバックグラウンド、経験を持ったメンバーがいますので、講義内容によっては既に知っていたり、実践出来ているメンバーなどもいます。 そのため、カリキュラムの選定はメンバー全員との 1 on 1 での質問(デザイン関して知りたいこと、デザイン面での業務上の不安、デザイナー参画による期待値など)をしたり、デザイナー向けの講義ではないので、あくまでもコンサルタントとして身につけておくと恩恵がありそうなデザイン関連知識が獲得できそうなものを選んでいます。

今季のカリキュラムは以下の通り、週一回 30 分で実施しています。 一部 JS や CSS 関連のものがありますが、これは私が参画することによる期待値に含まれていたもの… とはいえ CSS や JS で何ができるかの把握は、Web デザイン面では重要事項です。 (仮)となっているものは、案件を用いて何かできればと考えているものですが、案件の属性とわかっていること次第で何をどういった手法でどうすべきかは流動的な為、仮としています。

  1. デザイナーは、何を考えてバナーを作っているのか
  2. JavaScript 基礎 I
  3. 写真講座 I
  4. 昨今の UI デザイン
  5. Chrome DevTools やAB test tool のための CSS セレクタ入門
  6. デザイン基礎 I (LP 改善)
  7. 写真撮影講座 I
  8. UX デザイン › ユーザー理解 › 改善施策立案
  9. (仮)具体案件:ペルソナ構築 WS
  10. (仮)具体案件:現状把握 WS
  11. (仮)具体案件:課題化、もしくは Customer Journey Map 構築 WS
  12. (仮)具体案件:課題化、もしくは Customer Journey Map 構築 WS
  13. デザインツール紹介

もし要望がれば、講義内容は公開していきたいと思います。

寝転んでいる猫の写真

うちの猫。

そのほかにも、様々なクライアント様と様々な関わり方をさせていただいております。

結びに

長い文章をここまでお読みいただき、ありがとうございました。

新しいことが好きでニッチなものも好き、業務としては世の中・業界の不足を補填することに価値を見出して様々な事をしてきました。狭い業界ですので、どこかで関わりを持てましたら幸いです。
既に関わりがある方、今後ともよろしくお願いいたします。忘年会、新年会やりましょう。