知ってほしい!家族と仕事の両立を支える「家族休暇」制度がすごい

JADEの社内制度「家族休暇」のご紹介。家族都合を理由に法定休暇の有給休暇とは別に法定外休暇として年間6日間休むことができる制度。急な家族の体調不良などで休むことを組織としてサポートしている。

JADE の中島です。保育園に通う子供が二人いて僕と妻の夫婦共働きで家族と仕事で大車輪の毎日です。今日は JADE の社内制度について書こうと思います。

企業には、さまざまな制度があります。

「企業 社内制度」と Google で検索すると、「福利厚生」「評価」「モチベーション向上」といったテーマのページが検索結果には表示されます。このことからも、その種類や内容はさまざまで、また企業によっても内容はそれぞれです。

JADE にもいくつか社内制度があります。

そのなかでも最近わたし自身が活用して、大変ありがたく、かつその制度があることの意義を深く考えさせられるものがありました。

それが記事のタイトルにもなっている JADE の「家族休暇」という制度です。

家族休暇とは?

JADE には「家族休暇」という制度があります。

上記にあるように、家族都合を理由に、法定休暇の有給休暇とは別に法定外休暇として年間6日間の特別休暇を使うことができます。

一般的に付与される有給休暇を消費することなく利用できる休暇になります。

JADE は経営メンバー含めて、保育園に通う子どもを持つメンバーも多いため、突発的な子どもの体調不良などの際に使われることが多々あります。

子を持つ親としては、大変ありがたい制度です。

それなら有給休暇の数を増やせばよいのでは?

「休暇を取る」の観点だけでいえばそのとおりです。有給休暇の数を増やせばそれで充分かもしれません。

ただ、わたし自身が家族都合で休まないといけない状況が最近あったなかで、この「家族休暇」を使用することで気づくことがありました。

それは、家族休暇の存在があることによって「家族を理由に休む際の遠慮から来る精神的負担の緩和」につながってるなと感じたことです。

なぜ家族休暇が「精神的負担の緩和」になった、と思うのか?

ここで改めて、子どもが急遽高熱を出し、会社を休まないといけなくなった場合を想定して話をしたいと思います。

まず、有給休暇は社員の権利です。権利なので、各人が自由に使って良いものです。そして、子どもが体調を崩して看病をすることは、親としてはなによりも優先すべきことと考えます。

ですので、子の看病を理由に会社を休むことはなにも悪いことではないし、必要なことであるわけです。

ただ、急遽休みを取らないといけない状況になった際に、

  • 今日が期限のタスクがある
  • 重要な会議予定がたくさんある

など、自分が休むことで起こってしまう社内や関係者への影響を考えたときに、申し訳ない気持ちが頭をよぎる人も多いのではないでしょうか。わたしもそのひとりです。謙虚な気持ちは大事ですが、申し訳ないと思う必要は一切ない。それを頭ではわかっているのですが、どうしても気が引けてしまう。当事者としてはとても大きな精神的負担になります。

また、このような子の突発的な体調不良は、たまにではなく度々起こることもあります。「先週も休んだのに、今日も休まないといけないのか、、、」と思って、後ろめたい気持ちになる。これもまた、当事者にとっては気が重くなり、負担となりえます。

この本来、感じなくても良い精神的負担を、いくらか緩和してくれるのが「家族休暇」の存在だったりします。

会社に「家族休暇」があるということは、家族を理由に休んでよいと会社が公に認めてくれていて、想定してくれている、と思えるわけです。その認識が社内にあると感じれらることで、当事者としてはいくらか肩の荷を下おろすことができるのです。

この状況は、子がいる親としてはすこし心が軽くなる、そんな制度だなと感じます。

企業によってはユニークな法定外休暇・特別休暇が存在していると思いますが、「家族休暇」は今申し上げたような意味合いにおいて、良いアイデアだなと個人的には思っています

家族休暇があることの、他の副次的効果

ここまで家族休暇があることによる、精神的負担の緩和の話をしてきました。

それ以外の効果として、家族休暇があることで、家族の状況を「無意識に」社内に共有している自分がいる、のもひとつ個人的には発見でした。

家族休暇の取得の際に、その理由を言わないといけないなどのルールはありません。ないのですが、

上記のように、家族の状況をつまびらかに自然と共有している自分がいました。

家族の緊急事態において、自分の状況を会社に把握してもらえることは、実は大きな安心につながったりします。

場合によっては、関係者から必要なサポートを受けられる、などにつながることもあります。例えば、同じチームのメンバーが業務を代わりに巻き取ったり、プロジェクトリーダーがタスクの期限を調整するなどのサポートが可能になります。

思いつめることなく「自己開示」ができている状況は、自分が組織を信頼しているからとも言えます。抱え込まないでよい、と思えることは心理的安全性にもつながっているのかなとも思えます。

家族休暇以外の休暇制度がまだある

実はJADE には、家族休暇以外にも「傷病休暇」というものも存在します。

自身の体調不良の際も、通常の有給休暇は使用ぜずに休むことができます。

つまり、通常の有給休暇を不測の事態に備えて取っておかないといけない、などを気にしなくてよいのです。これはとてもよいなと思っております。

JADE のバリューのひとつである Coviviality:Empowerment (力を与えるやさしさで支え合う)という考え

家族休暇や傷病休暇は、JADE の「Coviviality:Empowerment (力を与えるやさしさで支え合う)」というバリュー を象徴するものだと思っています。

 

■ JADE の Mission & Values

https://ja.dev/info/mission

 

JADE では「無理をしない」をとても大切にしています。会社全体でお互いをサポートし合える環境の実現を常に考えています。

社員同士の助け合いももちろんあります。が、精神論だけではなく、会社の仕組みや制度にも思想を反映することで、バリューの体現を行動に移しています。

事実、いちメンバーの自分としては、本記事の主題である「家族休暇」などの制度にとても支えられ、日々の業務に全力で取り組むことに集中させてもらってます。

そして私自身が支えられた側の体験をしたので、他のメンバーが同じ状況になった際は支えられる側になりたいと思っています。

自身の状況や環境で、自分のやりたいことをあきらめないでほしい

できない理由ではなく、できる理由をどう考えるか。これは私自身が個人的に好きで大事にしている考えです。

ただ、個人の意思や努力でどうにもできないこともあります。家族の不測の事態などはそのひとつです。

また、ライフステージの変化などで、なかなか思うような時間の使い方ができないと悩む方もいるかもしれません。

そういった自分でコントロールできない状況や環境下でも、「自分はこうしたい」「自分はこれがやりたい」と意思があるひとが活躍できる世界が理想です。

JADE では組織として常に「どうやったらできるか」を考える文化があるように思います。

「どうやったらできるか」を考えて前を向いて進みたいひとを全力でサポートする。「家族休暇」の制度はそのひとつのように思います。

会社からのサポートを全力で受けつつ、やりたいことをやる、をこれからも続けていけたらと思います。