【Notion活用術 #2】Notion AIの隠れた便利機能!広告運用業務ではこう使っています。

Notion AIの隠れた便利機能を徹底解説します。AIブロックによるワンクリック要約、複雑なデータベースの自動生成、広告運用業務での実践的な活用例まで、業務効率化に役立つテクニックをご紹介します。

どうも、JADEのNotion大臣こと、Notion大好き広告運用者の樫村です。

この記事は、JADE Advent Calendar 2025の4日目の記事となります。


先日公開された Notion活用術 #1「ボタンブロック」編を読んでくださった方、ありがとうございます!

前編を読まれていない方はまずはそちらからご確認頂けますと幸いです。

blog.ja.dev

本記事は、JADEの社内向け講義の中でも特に反響の大きかったNotion活用術を2回に分けて解説するシリーズの完結編で、「Notion AIの隠れた便利機能」を見ていきます。

Notion AIをあまり触っていないという方、AIミーティングノートしか使ってないという方に是非知って頂きたい、目立たないけど便利な機能に絞ってお伝えします。

また、最後には前回の内容とあわせて、これらの機能をどのように組み合わせて日々の広告運用業務を行っているかという総まとめも行います。

それでは、Let's Notion!

⚠️注意

  • すでにある程度Notionを利用している前提で解説するため、基礎知識や用語の説明は割愛しています。
  • Notionに慣れている方には既知の内容かもしれませんが、どうぞお手柔らかに。

📌この記事でわかること

  • AIブロックを使って、ワンクリックでページの要約を生成する方法
  • 複雑なデータベース作成をAIに任せて数分で構築する方法
  • 広告運用業務を例とした、複数の機能を組み合わせたワークフロー

【もくじ】

Notion AI活用編

Notion AIはその名の通りNotion公式のAI機能で、特に最近は最強議事録ツールとの呼び声高い「AIミーティングノート」を中心にとしたホットな話題が多い印象です。

というわけで、すでに活用されまくっているであろう花形のAIミーティングノートに関してはこの記事では触れません。

今回は、影が薄い「AIブロック」「データベース生成」の2つにスポットライトを当てて解説していきます。

AIブロックによる自動出力

Notion AIを使った機能のひとつとして、AIブロックというものをご存じでしょうか。

通常のNotion AIは、呼び出すたびにプロンプトを入力し指示を出す必要がありますが、AIブロックは「あらかじめ入力しておいたプロンプトを任意のタイミングで実行する」機能です。先ほど紹介したボタンブロックのなかにプロンプトを仕込んでおく、といったイメージです。

例えば新規ページに「そのページの内容を3行で要約する」というプロンプトを仕込んだAIブロックを設置しておきます。そしてそのページの内容を自分で書き終えてから「生成」ボタンを押すことで、そのときのページの内容をリアルタイムで参照して要約が行われる、といった具合です。

ここでも前回同様、広告運用メモを作成するという業務を例に活用方法を解説します。

このドキュメントはお客様(広告主)にも共有するため、私が運用履歴として参照する網羅的な内容に加えて、お客様にも一目で概況を把握してもらえるようなまとめセクションを用意するのですが、そのサマライズをワンクリックで実現しています。

AIブロックの設定は非常に簡単です。

「/ai」でAIブロックを作成すると、プロンプト入力画面が開く

プロンプトを入力して「完了」を選択。今回はこのAIブロックよりも下に「詳細」セクションがあり、そこに細かな運用メモを記載していると仮定する

設定完了したAIブロックはこのような表示になり、「生成」を押すことでプロンプトが実行される。「生成」の横の調整マークからプロンプトの修正も可能

これで準備完了です。あとは「生成」ボタンを押すだけで都度そのプロンプトが実行され、結果が出力されます。

プロンプトは今回サンプルで用意したものですが、実際の業務でも近いかたちのものを使用しています。最初から完璧なプロンプトを目指さず、生成してみる ⇒ プロンプトを修正 ⇒ 生成してみる… の繰り返しでブラッシュアップしていくのが良いと思います。

また、少し詳しい方であれば「データベースのAI自動入力の要約機能でも良いのでは?」と思うかもしれませんが、全くもってその通りです。ただ、データベースのプロパティは長文が読みやすくはないですし、AIブロックであれば見やすい装飾も指定できますので、誰かに読んでもらうという目的にはこちらがベターかなと思っております。

複雑なデータベースを自動構築

最後の活用例は「データベース作成もAIに任せちゃおうぜ」です。

Notionといえばデータベースを活用してなんぼ、というところがありますが、データベースを1から作るのは、プロパティやビューのカスタマイズを含め意外と手間がかかります。

Notion AIを使えば、要件をプロンプトで伝えるだけで、必要なプロパティやビューを含むデータベースを自動生成してくれます。

「手の込んだプロンプトを書かないと満足いくデータベースが作れないんじゃないの?」と思う方もいらっしゃることでしょうが、これが意外と使えます。

広告運用やアナリティクスの担当者が「GTM(Googleタグマネージャー)のタグ管理データベースを作る」という想定で、2ステップで解説します。

ステップ1:「AIで構築」画面でプロンプトを入力

新規データベースを作成した際に表示されるポップアップから、「AIで構築」を選択する

入力ボックスにプロンプトを入力する

ステップ2:作成されたプロパティ・ビューの取捨選択

Notion AI が頑張って考えてくれるので少し待つ

生成されたプロパティの取捨選択を行う。キャプチャの例であれば「優先度」「メモ」「公開環境」は不要と考えオフにした

同様に、ビューの取捨選択を行う。今回は「タグ一覧」「ステータス別ボード」のみを適用

「完了」を押すと、最終的なデータベースがアウトプットされる

いかがでしょうか?手動ではかなり手間がかかりそうなデータベースが、簡単なプロンプトだけで数分で作ることができました。サンプルデータがいくつか入った状態で生成されているため、実際の利用シーンもイメージしやすいですね。

ちなみに、今回入力したプロンプトは下記です。

GTMで広告タグの実装をするから管理用のDBを作って。GTMの設定項目に沿ったカラムに加えて、担当者、発火確認(チェックボックス)、ステータス(未着手、作業中、レビュー済み、公開済み)も入れて。

大雑把なプロンプトでもそれなりのアウトプットをしてくれる印象はありますが、強いて言えば、「絶対に必要なプロパティは明記する」「選択(orマルチセレクト)を想定するプロパティはその選択肢も例示する」という2点を意識すると、より想定通りのデータベースが作れると思います。お試しあれ。

日常業務での活用例


前回と今回で紹介したボタンブロックとNotion AIの機能は、それ単体でも非常にパワフルかつ汎用性のある内容ですが、最後に私がこれらの機能を普段の広告運用業務でどのように活用しているか、デイリーのワークフローをまとめてみます。

毎朝、前日や直近の配信データをチェックしながらデイリーの広告運用メモを作成する際のおおまかな流れは以下の通りです。

  1. Looker Studioや広告管理画面で各指標の動きをチェック。

  2. その日の運用メモページに、配信状況(メトリクス)や特筆すべきトピック、課題、直近の施策の動向などを記載していく。

    ※発見した課題は、すぐに対応できるものは対応し、そうでないものはボタンブロックを活用して課題データベースに蓄積。

  3. 運用メモの詳細箇所を書き終えたら、ページ内のAIブロックを実行してお客様共有用のサマリを生成

    ※AIの出力に誤りがないかの確認や細かなニュアンスの調整を手動で行う。

  4. 運用メモが完成したら、ボタンプロパティを用いてApproverやお客様に一括でメンション。 

前回と今回で解説してきた、ボタンブロックでのページ追加と一括メンション、AIブロックでのサマライズが使われていますね。

デイリーの配信状況の確認といった定常業務は広告運用者の負担になりがちなので、少しでも効率化が図れるように工夫し続けていきたいところです。

おわりに


これにてNotion活用術講義は完結となります。

全2回の記事にお付き合い頂きましてありがとうございました!

前回・今回とあわせて、少しでもみなさまの業務効率化につながるような情報をお伝えできていれば嬉しく思います。

これからもJADEのNotion大臣としてがんばっていきたい所存ですので、ご意見ご感想などお待ちしております!

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

良いNotionライフを。

 

……というわけで、JADE Advent Calendar 2025はまだまだ続きます。明日は垣本さんがデザイン勉強会について書く予定ですので、こちらもお楽しみに!