
どうも、JADEのNotion大臣こと、Notion大好き広告運用者の樫村です。
先日、JADEの社内勉強会「JADE大学」にて、私が普段どのようにNotionを活用しているかをテーマに講義をする機会を頂きました。
全社的にNotionを導入しているJADE社員からも、意外にも「知らなかった!」「生産性上がりそう!」との反響を多く頂き、晴れてブログ化する運びになりました。
本シリーズでは、特に反響の大きかった「ボタンブロック」と「Notion AIの隠れた便利機能」について、全2回に分けて解説します。
今回はその第1回目、ボタンブロックにフォーカスした記事となります。
単なるNotionの機能説明に留まらないよう、実際に広告運用業務でどう活用しているのかという視点も盛り込んでいます。
ぜひ最後まで読んでいただけますと幸いです。
それでは、Let's Notion!
⚠️注意
- すでにある程度Notionを利用している前提で解説するため、基礎知識や用語の説明は割愛しています。
- Notionに慣れている方には既知の内容かもしれませんが、どうぞお手柔らかに。
📌この記事でわかること
- ボタンブロックを使って、思考の流れを止めずにNotion上で課題管理を行う方法
- ボタンブロックを使って、Notionでのメンション抜け漏れを無くす方法
【もくじ】
「ボタンブロック」活用編
みなさんはNotionの「ボタンブロック」を活用していらっしゃいますでしょうか?
ボタンブロックとは、クリック一つで特定のアクションを実行できる機能を持ったブロックで、/buttonで呼び出すことができます。
「特定のアクション」というのは、特定のページを開く、編集する、通知を飛ばすなど多岐にわたり、かつその操作対象を細かく条件づけることが可能です。
例えば下記のような操作が可能で、このアクション×条件の組み合わせのアイデア次第では、様々な業務をワンクリックで完了できるポテンシャルを秘めています。
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アクションの例:
- ブロックを挿入
- データベースにページを追加
- データベースのページを編集
- データベースのページを開く
-
条件の例:
- ステータスプロパティが「完了」のページ
- 日付プロパティが 今後1週間以内 のページ
- 作成者プロパティが 自分 であるページ
上記はほんの一例で、やれることが多すぎるがゆえに何をやってよいか困ってしまうと思うので、実際に私が日々の広告運用業務で活用している例を2つご紹介します。
特定のデータベースへの新規ページ追加
広告運用業務では、課題の発見・対処というプロセスを日々繰り返します。
「特定の配信面でCVRが低い」など、日々のモニタリング中に発見した課題に対しては、即座に対処する or 何らかの形で残しておいて後で対処する という分岐が発生するかと思います。
運用者によってその判断軸や管理方法は様々かと思いますが、私はすぐに対応できない(緊急性が低い)と分類されるものは課題データベースに蓄積して、時間をとれるときに対応するという手法を取っています。
ただし、課題が見つかるたびに毎回課題データベースを開いて、新規ページを作成して必要な情報を入力する……というのは意外と手間がかかるんですよね。
そこで活用しているのが、ボタンブロックを使った「データベースへの新規ページ追加」です。
具体的には、デイリーの広告運用メモ(=直近の配信状況をチェックしたうえで数値変動やトピック・課題・施策動向などを記載したドキュメント)のテンプレート内にボタンブロックを設置しておき、発見した課題はそのページにいながらワンクリックで記録できるようにしています。
では、どのような設定をしているのか、3つのステップに分けて解説します。ぜひみなさんも一緒にやってみましょう。
ステップ1:データベースの準備とボタンブロックの作成


ステップ2:「新規ページを追加してそのページを開く」動作を設定




ステップ3:完成したボタンブロックの動作を確認


これで一通りの設定が完了しました。
このボタンを利用することで、運用メモを書きながら課題を発見したタイミングで迅速に課題をタスク化できます。
単純に時短になるだけでなく、この手法は思考の流れを止めずに情報を蓄積できる点が最大の魅力だと感じています。いちいち別のタブやデータベースを開いていると、考えていたことを忘れちゃったりするんですよね。
作成したボタンは、コピペして他ページに配置することもできますし、データベースのテンプレートに埋め込むこともできます。アクセスしやすい場所や常に開いているページにボタンを集約するのも良いかもしれません。
今回は広告運用業務を例にしましたが、課題の抽出から起票のフローを効率化するという点においては、様々な業務に使えると思いますので、ぜひご活用ください。
固定メンバーを一括メンション
Notionでプロジェクト・タスク管理をしている場合、進捗報告やレビュー依頼など、決まったメンバーに通知(メンション)を送る作業は日常的に発生します。毎回手動で「@」を入力してメンバーを選択するのは手間がかかりますし、ミスや漏れも発生しますよね。
そんなとき、ボタンブロックを使えば事前に設定したメンバーを一括でメンションできます。
※正確には、データベースのプロパティとしてボタンブロックの機能を持たせる「ボタンプロパティ」の機能ですが、使い方やできることはほぼ変わらないので区別せず解説しています。
特に「DACINフレームワーク」を実践しているJADEにおいては、この機能が非常に便利です。
「DACINフレームワーク」というのは、それぞれのジョブ(タスクやプロジェクト)には「Driver」「Approver」「Contributor」「Informed」の4つの立場のメンバーと、「Next Action」が存在するという考え方で、以下の記事で詳しく解説しています。
JADEではこの考え方が個々のタスクレベルで徹底されているため、「このプロジェクトにまつわるタスクでは、基本は自分がDriverで、ApproverがAさんで、BさんとCさんには常にInformしておく」というように、ある程度決まったメンバーを漏れなくメンションしたい、というニーズがありました。
そこでボタンブロックが役に立つわけです。
ここでも実際の設定方法を3ステップで見ていきましょう。といっても、データベースのプロパティとして作成するという違いこそあれ、ボタンの編集は通常のボタンブロックと変わりません。
ステップ1:データベースのプロパティに「ボタン」を追加

ステップ2:「担当者プロパティに特定の人を入力する」動作を設定



ステップ3:完成したボタンブロックの動作を確認

これで、データベースにボタンプロパティが作成され、ワンクリックで特定のメンバーをメンションすることが可能になりました。
今回はDACINフレームワークをもとに解説しましたが、「新入社員が作成したドキュメントは必ずその上長とマネージャーをメンションする」「会議での決定事項は役員陣をメンションする」など、転用できるケースも多いのではないでしょうか?
担当者プロパティの一括編集以外にも、ステータスや期日などの編集も自由自在ですので、ぜひ色々と触ってみて頂ければと思います。
次回予告
今回はここまでとなります。ボタンブロックの便利さは少しでも伝わりましたでしょうか?
Notionに関しては多くの方がより高度な活用術を発信されておりますので、このような基礎的な解説記事をあげるのは恐縮ではありますが、誰かの痒い所に手が届くようなアイデアとなっていれば嬉しいです。
「こんな使い方も便利だよ!」などのアイデアやご感想があればぜひお待ちしております!
次回は、Notion AIの隠れた便利機能編となります。
最近特に注目度の高いNotion AIですが、その花形である「AI ミーティングノート」以外の影の薄い機能にスポットライトを当てて、同じく広告運用業務に紐づくかたちで解説する予定ですので、ぜひお楽しみに!
また、私の入社エントリも最近公開されております。ご興味ある方はぜひこちらを読んで、次回の更新をお待ちいただければと思います!(約10,000字あります)
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
良いNotionライフを。