伊東周晃、1月からJADEに参画します

2020年1月に代表取締役社長に就任した伊東周晃の入社エントリです。ぐるなびでの経歴から、最近の活動、JADEに入った理由や役割について触れています。「日本語インターネット環境」を良くする事業・サービスのオンラインプレゼンスを高めることに貢献したい、という強い思いがあります。

皆様、はじめまして!
2020年1月1日付で、JADEへ入社しました伊東 周晃(いとう のりあき)と申します。
12月末までは「ぐるなび」に在籍しておりました。
以後、どうぞよろしくお願いいたします。

というわけで早速ですが、新しい組織図です。
















 

失礼しました。ただの最新の集合写真でした。
ちなみに辻さんと小西さんの上に乗っかって「ニタッ!」と笑っているのが私です。

この集合写真的組織図に沿って、ご説明申し上げますと、私は代表取締役社長としてJADEへジョインいたします。

 

いやいや、ちゃんと説明します。
2019年5月に、長山が辻へ打診することがきっかけとなって生まれたJADE。
そこに小西が加わり、この半年強、走り出しは順調に進むことができましたが、組織の今後のさらなる拡大・成長を考えたときに、そこに相応しいリーダーを迎えたいとの意向が現経営陣にあり、私に参画のお誘いをくれたのでした。

JADEとして推し進めるべき様々なことをよりスピードを上げて取り組んでいくための変化として捉えていただければ幸いです。

さて、このエントリでは、JADEのメンバーとすでにお知り合いだったり、JADEとのお取引を通じて何かしら関係を持っていただいている方々、また今後ご一緒にお仕事させていただくかもしれない未来のお客様・仲間に向けて簡単に自己紹介をさせていただければと思っております。

これまでの経験

経歴紹介代わりにこれまでの経験のいくつかをご紹介させてください。

その1:メディア運営経験

2000年に入社した(株)NKBは、ぐるなびの親会社でもありました。
当時、契約レストラン数が1万店舗に到達する直前のタイミングで、そのアセットを生かした新規事業をトップ主導で色々と立ち上げるぞ!、という怒涛の時期。
新人の私が一番最初にもうしつかった仕事は、すべての飲食業界誌1年分の広告出稿箇所を切り抜きして紙に貼り付け、ターゲットリストを作成する仕事でした。

2000年当時の日本のインターネットは、「ダイヤルアップ接続」「IE全盛」「APIという概念なし」など今とは状況が随分違う時代。
当時のぐるなび店舗ページは、すべて手書きのHTMLで制作、地図はGoogle Mapsなんて便利なものはないのでお店のショップカード地図を参考にこれも手書きイラストで制作していたのでした。

ぐるなび店舗ページ手書き地図

2000年頃のぐるなび店舗ページ手書き地図(Internet Archiveより)

 

2004年からは、東京メトロさんと共同で開始した「レッツエンジョイ東京」という地域情報メディアの企画担当として働きました。

SEOやアクセス解析を実践として開始したのもこの時期。SEOは住太陽さんの本を読んでその概念を知りました。初めて使った解析ツールは、Site Trackerでした。

辻と出会ったのもこの時代。当時は、アイレップのSEOディレクターという肩書でした。今では貴重なスーツ着用の辻を私は知ってます!

「ぐるなび」へ転籍後、2011年からはぐるなび及び同社の関連事業群のSEOの責任者として、働くようになりました。

大きな勝負に出たSEOリニューアルを複数回実施し、それなりの成果を出し、その実績によって、自身が活動する領域をソーシャル、コンテンツマーケティング等へ広げていくことができました。

2016年から、SEOを含めたウェブマーケティング全般、データ分析、広報を所管する部門でしばらく部門長・執行役員をつとめさせていただきました。

その2:ISM(In-house SEO Meetup)

社外での個人活動として、SEOのミートアップイベント「ISM(In-house SEO Meetup)」の運営メンバーとして2013年から活動してきました。東京界隈ではおそらく一番有名なSEOイベントではないでしょうか。

ISM Hub by In-house SEO Meetup

その3:「みんなのごはん」や「メシコレ」

2013年に「みんなのごはん」、2014年に「メシコレ」を開始。
当時、ぐるなびに欠けていた「ソーシャルとの親和性」を高める試みでした。

「みんなのごはん」のことについては、はてなさんの広告企画記事として取材いただいたインタビュー記事でもお話しさせていただきました。

ぐるなび伊東氏が明かすオウンドメディア立ち上げの極意――新米担当者に贈る“タスクリスト”付き | Web担当者Forum

また、メシコレを担当していた菊池さんによる記事は、これからコミュニティ運営を目指されてらっしゃる方にとても参考になるはず。オススメです。

目次・今後の執筆予定|菊池亜衣(たそ)|note

みんなのごはん&メシコレ編集部メンバーの集会

みんなのごはん&メシコレ編集部メンバーの集会

最近の活動

2019年は、社内での勉強会講師を務めるかたわら、外部イベントで主にコンテンツマーケティングに関わるお話をさせていただく機会が例年より多くありました。

また、ウェブ担当者フォーラム上にて、2019年7月にシアトルで開催されたデジタルマーケティングカンファレンス「Mozcon(モズコン)」のレポート記事を不定期で書かせていただきました。

Mozcon執筆レポート一覧

あと1本残っておりますので、お読みいただければ幸いです。

JADEについて・私の役割

さて、自分話が多くなってしまいました(自己紹介ということでご容赦ください)。

ファウンダーの長山と、辻の「インターネットを良くしたい」という思いに以前から共鳴していた自分としては、誘ってもらった時にあまり迷うことはありませんでした。社長をやって、と言われたのは斜め上すぎて、少々驚きましたが。

仕事を選ぶときの基準というのは、人それぞれあると思いますが、「誰とやるのか」というのは私にとって、メチャクチャ重要なファクターです。「このメンバー達(小西、辻、長山、村山、中島)となら、ビジョンを実現するために頑張りたいな」と自然と思えたのは、大きかったです。

JADEのメンバーと密に会話していて感じるのは、「社会性」のある事業・サービスの成長に貢献したい、「日本語インターネット環境」を良くすることに大きく影響を与える事業・サービスのオンラインプレゼンスを高めることに貢献したい、という強い思いです。
私もぐるなび時代、経営トップから常に言われ続けたことは「事業は社会性がすべて」という言葉でした。
だから、JADEのこのスタンスは自分にしっくり来るし、正しい姿だと思うのです。

広告担当の小西からは、「オーガニックとのコラボレーションによってこそ実現する新しいADsの姿を実現したい」
SEO担当の辻からは、「個人でやっていたときはサポートできていた日本の検索流入は5%だったが、JADEではそれを大きく越える規模でのサポートを行いたい」
という野心的な目論見を聞いています。実現に向けて動きたいと思います。

このような野心的な企ては、各領域のタレントが集まることが第一歩ですが、それだけでは実現しないはずです。化学反応が必要。

検索含めたウェブマーケティングをある程度正しく理解している人間(のつもりですが...)が、経営側にいることによってこそ生まれる可能性が芽生えるのではないかと、僭越ながら思っております。

化学反応起こすのは、若干得意なんですよ(ニヤリ)。

採用強化

さて、最後に。
目下、私が頑張らなきゃいけないコト一覧の上位に「採用」があります。
検索を中心としたウェブコンサルティングをガチでやりたい、規模・難易度が国内では最高レベルのプロジェクトに取り組みたい意思をお持ちの方と良い出会いがあればと思っております。 

2020年、JADEとJADEのお客様、そしてインターネットに少しでも良い影響を与えられるよう邁進いたします!